夜になり。
ぶらぶらに、身を任せる。
過去の自分に聞きたくなる。
オマエはどんな将来を見て、
その決断を下してきたんだ?
今のオレに、何を期待していたんだ?
自分の失敗に気づくようになり、
取り返せないこともわかるようになったつもり。
それでもやっぱり、
苦しい気持ちになる夜もあるでしょう?
大きな流れの中で、
引き止めることのできない無力を感じたら、
また一歩、絶望を知れるのかなと思ってみたり。
きっと最期には
視界の中に自身の髪の毛と、
ぼやけた常識が映っていたのではないかと。
ふふふん。
とりあえずは、
強がりながらでも、
このセンチメンタルな状態を脱してみようかなと、
思ってみたりそうでなかったり。
花火